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華僑と中国の人々(25) ご縁は大切に?

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みなさん、こんにちは。

今日もYANO-T’s blog にお越しいただき、ありがとうございます。 

 はじめて行ったお店で、会員登録をしたりすると、ダイレクトメールや手紙が良く送られてくるってこと、ありますよね。

 華僑においても、執拗以上にねばっこいというのは華僑の特性のひとつの大きなものであることは言うまでもありません。

 これがサービス面に現れると、次のようなことになります。

 頼まれて、なにかを仲介したような場合、事後報告はもちろん、丁寧な封書が来ます。それからは、たとえ返事を出さなくても、何年でもクリスマスカードや年賀状が送られてきます。。東南アジア諸国へ行っても、華僑経営のホテルや料理店、お土産物屋を利用すると、

「もうけっこうだ!」

と、根を上げたくなるほど絵ハガキが送られてきます。たいして良いお客でもありません。二、三回利用しただけでも同じくです。これが商業上の卸屋、メーカーとの取引ともなれば、この関係はそんな生やさしいものではありません。

 一度コネのついたパイプは、何があろうとつかまえて放しません。またその労力をいとわないのです。しかも、値のほうは崩さないですし、自己の主張も基本線は、決して変えません。日本人なら、

 「何回も一緒に飲みに行って気も許しあっているし、相手にも利益があるのだから、この程度でいいだろう」

と、手を抜くところでも、華僑は同じペースで迫ってくるからコワい。手を抜いた日本の商社はわずかの隙でも、ライバル社というトンビにあぶらあげをさらわれる結果となります。

 また、たとえば日本人が何かの話を持ち込んだり、依頼するとき、

「うまくいったら、後でコレコレシカジカのお礼をします。」

というような条件では、華僑はなかなか首をタテにふりません。お礼は後ではなく、前でなければ効力がないのです。そして、もしこれが無事に済んでも、

「もうこの人と縁のあることは二度とないだろう。」

と、目先の利害だけを考えて打ち捨てておくと、思わぬところで影響が出ることがあります。

 華僑の世界は、仲の良しあしはあっても一体であります。情報は、静かな池に石を投げたように、波紋を描いて広がります。しかもこれは華僑の世界だけにとどまりません。彼らは、さまざまな形で日本人社会と交錯しています。アフターケアをおろそかにしたばかりに思わぬ妨害がはいって、次の新しい仕事の支障となることさえあるのです。

 初めて頭を下げにいったときの熱意と誠実さとを、いつまでも忘れず、アフターサービスのための時間を、常にとれるようにしておかなければ、かえって一度取引をしたばかりに、精神的な負担を背負ってしまったようなもので、いつ手痛い”お返し”をくらうかもしれません。商取引とは、それほど厳しいものなのです。

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

感謝感謝。

追伸

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